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ああかがやきの四月の底を

最近なんだかダウナー気味というか鬱々と気が晴れないので、元気の出る映画でも観るかとTSUTAYAに行って来ました。
が。
今ちょうど100円レンタルやってるし、目ぼしいのは全部レンタル中かもと思ったら、見事に……。
『ダークナイト』観たかったんだけどなあ(全然元気出そうにないイメージですが)。しばらく待つかー。

で、結局『8マイル』と『嫌われ松子の一生』と『人間・失格』を借りてきましたよ。
ていうか、こうして並べてみるとなんか…むしろダウナー促進系…? 『8マイル』以外。
そういえば、Yahoo!のニュースに英誌発表の「落ち込む映画」ランキングなんてのが載ってましたね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090408-00000005-eiga-movi
(『火垂るの墓』がランクインしててびっくり)

私は幸い(?)4位の『道』しか観たことなかった。
でも、これ、別に落ち込まなかったなあ。物悲しくはあったけど。
ハッピーエンドじゃないけど救いはあったから、かな。本当に落ち込む映画って希望の灯さえ見えない映画なんだと思う。
そんな映画あったら怖いけど、実際ありそうで怖い気もするので、とりあえず上のランキング作品はこの先避けて通ることにしよう。

『8マイル』は、以前友人が主題歌のエミネムの曲を歌いながら、これすごいポジティブソングなんだよと云ってたのを思い出して借りてみた。
なんでも自分で自分に活を入れるのにはぴったりらしい……今、世界で私ほど活を必要としている人間はいないと思うので、効能を期待しつつ愉しみに観ます。

ところで、なんとなく『8マイル』のエミネムって、ポジティブパワーが身中に収まりきらずオーラのように溢れ出してるんじゃないかと、勝手に想像してます。
観ている人間もそれに感化されて不思議と元気になっちゃうみたいな。

それと真逆のパターンでピカソの話がありますよね、って『NIGHT HEAD』で知ったエピソードで詳細は不明なんですが、ピカソの周囲には自殺者と精神に異常を来した者が多かったという話。
直人兄さん(in NIGHT HEAD)によると、ピカソはそういう負のオーラを発していたのではないか、とのことでした。
それで思うのが、芸術系の天才ってやはりどこか異常なところがあるもんなんだろうなということです。
同じようにパワーが溢れ出したとしても、それは必ずしもまっすぐではない。
むしろ独創性ゆえに歪つな形をしているのかもしれず、周りの人間に負の作用を及ぼしてしまうこともあるのかもしれない、とまあ、そもそも天才のエネルギーって凡人には受け止め切れないよな、とそんなことをつらつら連想しました。

元気の出る映画について語るはずがなんか微妙に脱線……DVD、効果てき面だったら何か書きます(たぶん)。

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