You Complete Me

ジョーカーって、見れば見るほど知れば知るほど囚われてゆくような、すごい訴求力の持主だなあ…と最近暇があればジョーカーのことを考えてます。
絶対悪的キャラなのに、セリフがいちいち真理をついてたりするんだよな。だから心動かされる。
ジョーカーのセリフを読み解くこと、それすなわち『ダークナイト』を理解することじゃないかと思えるくらい。
もちろんバットマンあってのジョーカーなんですけどね。

『ダークナイト』、都合2回観たんだけどまだ足りない気分…もうDVD買っちゃおうかな。
なんか中毒性があるんですよね、この映画。
とりあえず、どうしても正確なセリフが知りたかったので脚本を捜してみました。
すると! 驚いたことにワーナーのサイトで脚本公開してるじゃないっすかー!!(しかもPDF形式!)
すげー! ワーナー太っ腹!
速攻DL&印刷させていただきましたよ。全141ページ。
今度観るまでに頭に入れとこうっと。

それにしてもだるいなー。連休明けは疲労感が倍増しで襲ってきますね。
あー夏の連休まで長い道のりだなあ…。
下は、夕暮れ時に撮った躑躅の写真。
薄闇の中の白い躑躅って、なんか不思議な妖しさがありました。清楚さと背中合せの官能みたいな。

つつじ

オタク日記in東京・その2

東京に行ってきました。
池袋(当然)、上野、世田谷、渋谷、&千葉シティ(ニューロマンサー風に)をぐるぐるすること4日間。
よく歩いたなあ……東京行くと必ず脚が筋肉痛になります。

今回も池袋に日参するつもりだったんだけど、結局1回しか行けず……く、くやしいっ(ビクビクッ)。
でも、それなりに戦利品ゲット出来たのでよしとします。
あのオタクエリア、私の巡回経路は大抵、明輝→K→だらけです。らしんばんは目当てのジャンルが殆どないのでパス。
明輝って、なんとなーく安い掘出物がありそうなイメージがあって、一番最初に行っちゃうんですよね。
実際商品が充実してて且つ回転率よさそうなのは、やっぱKブックスだと思うんですけども。

上野と世田谷へは美術展目的で行きました。ルーブル美術館展と平泉展。
平泉の仏像は、京都奈良のものと較べるとどことなく朴訥で荒削りな印象でした。
“鉈彫り”という独特の彫り方のせいで鑿の跡がそのまま残ってるのが面白かった。新鮮。
そして仏像を見ていると妙に心が落ち着く自分に、日本人の遺伝子を実感。

平泉展は、仏像以外にも荘厳具とか曼荼羅図とか、とにかく展示物多くて見応えありました。
色彩に金が多用されてるのはみちのくならではなんだろうか……藤原清衡発願の写経なんて紺地に金文字。こんな写経初めて見た。美しすぎる!
なんかね、赤じゃなくて紺ってところが、奥ゆかしくて品があっていいなあと思いました。
あ、そういえば平泉展のチラシも紺地に金文字だった。そうか、この写経に倣ってたのか。

紺と金


ルーブル展の方は、すごい人ごみを覚悟してたんだけど、雨もよいの午後遅い時間に行ったせいか待ち時間ゼロでした。
でも、やはりそれなりに混んでて、看板作品のフェルメールには二重三重の人垣が出来てました。
フェルメールといえば、何年か前に行ったフェルメール展in大阪はまるでラッシュアワーの山手線だった…。以降、マスコミが噛んでるものは絶対に土日祝を避けようと固く心に誓いましたよ。

レースを編む女


ルーブル展はあまり時間がなくて駆け足鑑賞になってしまったのが心残り。
もっと人の少ない場所でじっくり観たかったな。
平泉展を観た後だったので、西洋絵画の色使いの複雑さが際立って見えて面白かったです。
レンブラントの黒とか、なんでこんなに美しいんだろうって目が釘付けになった。
黒から浮き上がって見える金も。
そういえば黒ってすべての色を含んだ色なんだっけと、レンブラントを観ながら思い出しました。
そういう豊穣さを、ほぼ黒と金だけの画に感じさせるところがレンブラントなんだろうな、と。

ところで、WBCの決勝時はたまたま友人宅にいて、みんなで一緒に観てました。すごい盛り上がり方だった(笑)。
友人のダンナが毒舌でねえ、ツーアウト2,3塁か何かでバッター小笠原というめちゃくちゃ期待のかかる場面で、あろうことか、「小笠原かあ…きっと三振だよ。あーあ、で終るよ」なんてオイオイな一言(笑)。
ホントに三振に倒れて、「あーあ」で終った時は、みんな爆笑だった。
って、そんなガス抜き(?)でもしないことには心臓に悪くて観てられない試合でしたよね、あれは。
でもでも、10回表イチローの打席だけは、絶対打ってくれると信じて観てましたけども。
「それでもイチローなら…イチローなら、きっとなんとかしてくれる」と、まるで陵南チームのような心境で。
しかし、あの場面、ホントに漫画のようだった。イチローはやっぱそういう運命の星の下に生れてきた人なんだろうなあ。

ピンボケが悲しい夜桜


上のボケボケすぎる写真に写っているのは石神井川の桜です。七部咲きくらい? 
東京も寒かったけど、地元はそれ以上に寒かった。空港の気温2℃とか…一体何月ですか、という。
ああ、それにしても新しいデジカメがほしい、手ブレ補正の……。

不完全燃焼

「妖精の脚」ってどういう発想、つよっさん……。
心の剛さん語録に1個追加しときました。今年はしょっぱなから飛ばしてるなー。

時限爆弾内蔵式(時間が経つと突然砂嵐になる)テレビを物置に追いやってからというもの、ネットだけが情報源の生活を送ってます。
たまに観るとCMが新鮮だったり、芸能人の栄枯盛衰を感じたりと、まるで海外帰りのような気分が味わえます。
そんなテレビとのお付き合いですが、今日(15日)は珍しくも2番組観ました。

Nスペ「法隆寺再建の謎」、おーもーしーろーそー! 処天好きの血が騒ぐこのタイトル。
しかし、期待が大きすぎたのか、内容がないようってほどでもないけどなんか微妙に薄味だった気がする。
結局、金堂を別の土地に建てたのは、仏教信仰へのモチベーションを高めるためだったってこと?
でも、その後の敷地を移して法隆寺再建のいきさつがよくわかんなかった…ていうか、省かれてたのが残念だった。
一番知りたいところがすっ飛ばかされてた、みたいな。
まあ、なんというか、全体的に当たり障りのない内容でした。やっぱテレビだといろいろ限界があるのかな。

法隆寺の謎というと、処天好きなら思い出すのが『隠された十字架』ですよね。
これを読んで以来、法隆寺は鎮魂の寺というイメージが貼り付いて取れなくなってしまった。
その方がドラマチックだしね…なまじ漫画から入ったもんだから、お寺にもドラマ性を求めてしまう。法隆寺にはいい迷惑かも。
それにしても、梅原猛の学説って、今はどういう位置付けなんだろう?
個人的にはこういう人間臭い論考もあっていいと思うんだけどな。やはり異端なんだろうか。
梅原考古学といえば、『水底の歌』も面白かった。これも怨念ベースだっけ。
懐かしいなあ…なんか処天ともども読み返したくなってしまった。

最近のあれこれ

春先はやたらと身体がだるくなって困ります。
今年の冬はもう終りなんでしょうか……だんだん四季がなくなって夏一色になっていくようで悲しい。

ラーメンズのチケット、無事第一希望が取れてました。やたー!
後から知ったんですが、ラーメンズの舞台ってチケ争奪激戦区なんですね。
下の記事で「オークションで取ればよかったなあ」なんて呑気に書いてますが…取れないから、それ!
いやー、無知ほど怖いものはない。

最近、個人的に突発的昭和回顧ブームで、暇があればYouTubeとかニコ動とかに懐かしのCMを振り返る旅に出てます。
昭和のCMで一番好きだったのはサントリーの芸術家シリーズ(?)で、ランボオをテーマにしたやつ。
たぶん中学生の頃に見たと思うんだけど、グロテスクで美しい映像がずっと脳裏に焼きついて離れなかった。
あれをもう一度見ることが叶うとは……と、動画見つけた時は感動で死にそうになりました。いや本当に。
私、大学での専攻が仏文だったんですが、思えばその端緒になったのもこのCMなんですよね。
我ながらミーハーですが…人生なんてそんなもんさー。
同じくガウディ篇も素晴らしいので一緒にURL貼っときます。

http://www.youtube.com/watch?v=YotCl8xcRtk (ランボオ篇)
http://www.youtube.com/watch?v=aWo1aNdn6fQ (ガウディ篇)

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記念撮影



土曜日、友人ふたりと食事に行ったら、ふたりともバレンタインのお菓子を持ってきててプレゼントしてくれました。
一人だけ空手で来てしまった私……みんななんでそんなに気が利くんだあああ!

今年の抱負

先行予約の手数料その他もろもろって高いっすよねー。
昨日ラーメンズの公演チケットをe+のプレオーダーで申し込んだら、チケ代5500円に対し、手数料&サービス料&配送料締めて1100円だったですよ…どうなん! それ!
あーこんなぼったくられると分かってたら一般発売待ってもよかったかなあ…と思えどもやはりいい席がほしいし。
ていうかオークションで買えばよかったんじゃ!?と今頃気付いたので、次はこの手で行ってみることにします。

今年はもうちょっと積極的に映画とかライブとか観に行きたいな。
基本的にインドア人間ではあるんですが、ここ2,3年の出不精度がハンパないのでその反動が来てます。
やっぱこういう刺激のない生活はいかんなあと思うわけですよ。
萌えには事欠かなかったんですけどね! 萌えは心の栄養剤なので切らすと枯れてしまいそうな気がする。

萌えといえば、『アイツの大本命』の2巻が早くも出るそうでめちゃくちゃ楽しみにしてます。
門地さんの『花のある生活』も新装版で出るんですね。
これ、描きおろしはあるのかなあ……ちょっと尻切れトンボ気味に終ってるので続篇が読めるもんなら読みたいんですけど。
攻の妄想癖が変態一歩手前(むしろ超えてそうな)で笑えるんですよね。
変態チックな攻を描く門地さんのペンは実に生き生きしてると思う…!

あ、そうそう、下の記事の本、見つかりました…。
眼鏡がないないと捜してたら、かけたままだったみたいな、そんな場所で。