夏の終りの水蜜桃
今年の夏は桃をよく食べました。
桃って桃って、ほんっとーーーに美味しいですよね……何を今更ですが。
たしか昔の中国では不老長寿の霊薬として扱われてたとかなんとか読んだ気がするんだけど、それも肯ける。
あの濃厚な蜜が不老長寿のエキスそのものといった感じ。
しかし、桃の形とか色とか、エロいですよね。
柔らかくてデリケートってところがまたヤバい。
これで色が青や緑だったら印象も違ってくるんでしょうけども。
ところで、私は最近まで白桃と水蜜桃を桃の別名だと思ってました。
別名……源氏名みたいな。
で、水蜜桃という響きがすごく美味しそう、とか思ってたんですが、実は品種名だったのですね!
ウン年目にして知る事実。
ちなみに写真の桃は白桃です。近所のスーパーに水蜜桃はなかった。
成城石井(地元にはありませんが)とかに行けば売ってるのかな、水蜜桃……。
話変って、先日地元の学生街でごはんを食べた時のことです。
隣のテーブルに男性が二人座ってまして、どうも仕事の打合せっぽい話をしてました。
何の仕事かなあとぼんやり思いつつ、聞くともなしに聞いてたところ、突然、「原稿が一つあがったところで」とかゲラがどうのという言葉が耳に入ってくるじゃあないですか。
一瞬「え?」となったんですが、その時は、場所がら大学関係者かと思ったんですよね。
とはいえ一気に興味津々となった私は、それ以降食べるのそっちのけで全神経を我が耳に集中してました。
そうしたらば、「4巻はパラレル話で」だの「5巻で元の話に戻る」だの、どう考えても大学の先生とは思えない話に…。
「えー、何!? このおじさん、作家!? それとも漫画家!?」と隣でひそかに興奮する私。
すわ、これは聞き逃せないわ、とますますもって聞き耳を立ててたんですが、おじさま方の打合せはそこで終了……さっさと引き上げて行かれました。
結局なんの話だったんだろうなあ……ラノベか漫画っぽいかなと思ったんですが……今となっては謎です。