最近読んだ本|BL篇

GWも終りですねえ……次は7月の連休目指して頑張ります。
そういえば、8月に「山の日」なる祝日が出来るらしいですが、どうせなら6月に作ってほしかったよ!!!

ところで、仕事に関連して急遽資格をとることになり、今現在その勉強に追われる日々を送っています。
資格取得まで最短で1年半なんですが……出来るかな、ううう…頑張らねば!! 頑張ります!!

そんなわけで、これまでにもまして更新頻度落ちそうなんですが、まあ勉強するのも寸暇を惜しんでというわけでもないので、息抜きにちょこちょこ本読んだり、ブログ更新出来ればなあ、と思ってます。

話変って、読書メーターを読書記録代わりにしてるんですが、最近は『パタリロ!』がずらっと並んでますw
以前30巻くらいまで買ってたのを「もう読まないかな」と手放しちゃったんですよねー、幻の作品「マリネラの吸血鬼」も収録されてたのに…今更ながらもったいないことをした。
で、最近何故か突然読みたくなったもんで、電子でランダムに買い集めてるところです。
このナンセンスでブラックな笑いが好きだわ!

前置きが長くなりましたが、最近(=ここ半年くらい)読んだBL本の感想です。

フェア・ゲーム (モノクローム・ロマンス) (ディアプラス文庫)

『フェア・ゲーム』 ジョシュ・ラニョン(訳:冬斗亜紀)

翻訳BL?というよりゲイ小説って感じ??
ミステリベースだけどなんちゃってではなく、主人公2人もなかなか魅力的で、切なさ要素もあり、と面白く読めました。
個人的には、エリオットの“好きなんだけど素直になれない”ところがすごくツボ……30男が別れた相手への未練(本人は認めないだろうけど)で鬱々、ぐるぐるしてる図がたまりませんw
対するタッカーはやや印象薄いんだけど、ぶっきらぼうながら情深いあたり、いい味出してると思います。

理想の男の作り方 (角川ルビー文庫)

『理想の男の作り方』 成宮ゆり

これ、途中まで受け攻めを逆に想定してて、えらい目に遭ってしまった……今まで挿絵邪魔とか思ったりしててすみません!(電子なので挿絵がなかった故の悲劇なのであります)
成宮さんの作品って読み応えあるんだけど、どうも自分の萌えツボから外れるんだよなあ……。
たとえ話が陳腐でも萌えさえあればオールオッケーなんだけど、とか考えると他人の評価を当てに出来ない辛さがあるなあ、BLって。

愛できつく縛りたい(上) (角川ルビー文庫)

終わらない微熱 (角川ルビー文庫)

『愛できつく縛りたい(上)』 きたざわ尋子
『終わらない微熱』 きたざわ尋子

1月の角川70%OFFセールの時に新規開拓を目論んで買ったものです。
うーん王道を極めてますよねえ…ハーレクインだわー。
どっちも超エリート×健気な美少年という歳の差カプだったんだけど、他のも同様なんですかね?
私はこの2作でギブアップしちまいましたが、ある種の王道に則った作風を維持してるのって、それだけですごいなと思います。

鮫島くんと笹原くん (MARBLE COMICS)

『鮫島くんと笹原くん』 腰乃

これも萌えなかったんだよなあ。
今時の若者描写はすごくよかったと思うんですが、恋愛にまつわるエピソードとか心理描写がいまいちピンと来なかった…。
なんかイマドキ感が過剰って気もするんですが。

しかし、あまり読んでないのにどれもこれも萌えないって、自分のツボが変なのか、BL界の萌え変遷についていけてないのか……うーん。

みそか

大変お久しぶりです。
2011年(平成23年)も残すところ後1日となってしまいました。
私は昨日まで仕事だったんですが、こんな歳の瀬に風邪を引き込んでしまい、でも仕事は休めず、となんかもうヘロヘロな年末を過しています。
やっぱマスク予防は大切だよね、うんうん。

話変って、クロネコヤマトがすごかった件。
今日実家の母宛に届いた宅急便(from伯父)が、町名と電話番号と下の名前しか合ってなかった(!!)、すげー。
「◯◯市△△区☆☆11−22」→「◯◯市☆☆333−44−5」みたいな住所になってた上に、母の氏名が旧姓だよ、おいおい。
届く前にドライバーさんから電話があって、道案内した上で来てもらったんですけどね、それでも結構近所まで探り当ててたんですよね、すごいわ。

ヤマトといえば夏にもトンデモな1件がありました。
この時はT芝のオンラインショップが発送元だったんだけど、住所の町名が抜けてて、
「◯◯市△△区☆☆11−22」→「◯◯市△△区11−22」になってたの。
それでも届けてしまうヤマト、まさに!マジぱねえっす!!

さて、ここから本題で、先日積み本中の『SEX PISTOLS 6』を読みました。
おおお、画がまたえらく変っとるではないか……いやしかし、以前の壮大な変りっぷりを思えばまだマシかもしれん…と前向きに考えておこう。
なんか雰囲気が重いというか思わせぶりというか、『コンクリート・ガーデン』っぽいですね。
『コンクリート〜』は佳作だったけど、こっちはどうかな。見事に風呂敷畳んでくれることを祈ってます。

そしてお約束な流れで1巻から読み返して萌え再燃、やっぱ米しろ篇はよく出来てる!!
このシリーズってぶっちゃけ設定の勝利、たらこさんは設定思いついた時点で成功を確信したに違いないと思うんだけど、米しろ篇は特にその旨みが十全に発揮された話だったんじゃないでしょか。

“本能で惹かれ合う”ってテーマがねー、最高に萌えなんですよねー!!
ありがちな設定だと途端に嘘くさくなっちゃうけど。
そんな嘘くささとは無縁の「斑類」設定、この説得力を見よ……。
米国の相手はしろでなければならず、またしろの相手も米国でなければならない、という絵に描いたような唯一無二の恋愛ですね。
ああ萌えって素晴らしい。

米しろ篇は伏線の張り方も見事だったなあと思います。
・しろの正体
・米国のしろへの気持ち
特にこのふたつについて、ヒントを小出しにしていく構成がうまい!
米国の夢遊病設定も、本能と理性のアンバランスさを彼の特異体質にうまく絡めてるなあと思う。
頚筋のキスマークを見てから本能がすべてを押し流し始め…って展開も萌えです。

それと物語に余白が多いのも妄想を煽るんですよねえ。
オオカミ=断絶種の設定とか……ここからいくらでもエピソード作れそうなのに、作らないのがたらこさんらしいというか。
使い捨て設定だとしたら、すごく贅沢だわ。

何度読んでも面白い、萌える、という点で、『SEX PISTOLS』は『真夜中を駆けぬける』シリーズと並んでマイベストBLです、今のところ。

サプライズ!

先日アマゾンから「こんなんどう?」メールが来まして…
いつもならゴミ箱直行なんですが、タイトルががが!!!
『美しく燃える森』って、えええええ!!!

いやー出るんですか、ついに。
びっくりしたなあ、もう……99.9%諦めてましたが…わかんないもんですね。

そういえば、ウン年越しのあの小冊子企画はどうなったんだろう。
って今シャレードのサイト見たら企画続行ですか。すげー。
ていうか当時の応募券まだ有効なんですか!? えええ!!

アレまだ取ってる人って…自分だよ自分。
0.1%の希望を捨てきれず、てわけでもなく、単にロッカーの中にそのまんま置いてただけなんですけどね。
とりあえず捨てなかった自分、グッジョブ!

アマゾンメール、『幻月楼』の3巻も予約受付中になってたので一緒に予約しときました。
最近すっかりBL方面疎くなってるんだけど、久々に月末が愉しみだー。

愛ってなあに

俎上の鯉は二度跳ねる


コッテコテの中華料理でした。美味しかったけど、胃もたれもすごい。
ふたりの会話だけで進むページの多いこと、多いこと。セリフもこれまた多いこと、多いこと。
それも緊張の糸がぴーんと張り詰めてて、一瞬たりとも弛まないもんだから読んでる方も疲れるんだよね(笑)。
なんか心理小説っぽいなあと思いました。エゴとエゴのぶつかり合いのハンパなさといったら…お、思い出しただけで疲れる…。
とりあえず感想は吐き出したいけど文章組み立てる気力がないので、箇条書きで。
(めちゃくちゃ長いので折り畳んどきます。興味のある方のみどうぞ)

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カオスな感じの感想

映画『ハゲ/タカ』の予告篇を観たんだけど、玉/鉄がBLに出てくる高スペックビジネスマンにしか見えないのはどうしたら……すみませんすみません。
でも、このルックスはかなり腐女子受けすると思うの…。6月が楽しみー。

洋服ダンスの下に付いてる引き出しが重くて、開け閉めにえらい苦労していたんですが。
最近一念発起して、洋服ダンスに隠してたBL雑誌の山を処分したところ、なんと引き出しが軽くなった!
雑誌の山が引き出しを圧迫してたのか、なんてこったい、な出来事でした。
ついでに未読本の山も片づけ中。以下、片付けつつ完読したものの感想です。

『生まれ星』明治カナ子
やーーーっと両想い! よかったねええええ…涙。
そ・れ・に・し・て・も、ものすごいすれ違いっぷりだったなあ。
読んでる側としてはこのじれじれ感がたまらんわけだけど、自分が当事者だったらとっくに降りてる気がする耐久レース。
弓はなにげに相当強い子だと思う……たぶん角の方がずっと繊細にできてるんじゃ。
角にもいつか、過去から解放されて誰かを愛することの出来る日が来るんだろうか。
角は気付いてなかったみたいだけど、彼を愛してくれる人がいたことになんだかホッとした。本当にいつか幸せになってほしいと思う。

『コルセーア -記憶の鼓動-』水壬楓子(画/御園えりい)
カナーレってどう見ても姫ポジだよねー!
記憶喪失モノは好物なのでそれなりに愉しく読みました。
もうちょっとテンプレ枠からはみ出てもいい気がするけど、はみ出ないところが良さなのかもしれない。うーん。

『不器用なサイレント2』高永ひなこ
なんて可愛いバカップルなんだ〜。癒された。
高永さんのエッチシーンは色っぽくて好き。

『落下の雪に踏み迷う』久我有加(画/門地かおり)
設定(時代物(明治or大正?)&身分違いの恋)があああ! ツボです。
誤解が解けてくっつくまでに、あと一波乱ならぬ二波乱くらいあってほしかったかな。
異母兄弟設定はいらなかったと思う。

『イロメ』草間さかえ
はあああ、切ない。萌え。
物理の先生がツンデレでいじらしくて可愛いすぎた。蛙のストラップ少年も。
其処此処にさらっと仕掛けられた切なさのトラップがたまらんです。
生徒×先生カプ2組は対照的で面白いなー(笑)。
「救性主」とか「三本目の脚」とか、愉し過ぎる。さすが草間さん。

『ミッション』水壬楓子(画/道原かつみ)
水壬さんには珍しい(?)年下攻。
純情でひたむきで大型犬みたいなところは『ミステイク』の攻とかぶる、ていうか水壬さんの年下攻イメージはこんな感じなのかもと思った。
受に遊ばれたと思い込んで…って展開もちょっと似てるかな。

『キスブルー I&II』木下けい子
ノンケ萌え、友情萌えな感じのお話でした。
ただ、攻がタラシなんだけど、マイツボにハマらないタラシだった。そこが残念。
わたし的には、受が流されるまま店長と関係持って泥沼状態になってくれたら激萌えだったかもしれない。
って、それじゃ木下けい子じゃねえ!ですね…。

『メンクイ!』田中鈴木
受のことりが可愛くて悶えました。大本命の吉田に通じる可愛さだなあ。
ぶっ飛んだ展開が世界観として成り立つのって田中鈴木の持ち味というか強みだよなと思った。
そんでもってテンポがいい! これはネームに切れ味があるってことなんだろうか。
なんかこの切れ味の良さは少年漫画のノリに近いものがあるような。絵柄もだけど。
しかし、続きが気になる。くーちゃんのその後もすごく気になる。新装版買わなくちゃ…。