トレインスポッティング

読んでた本が行方不明です……。
年末に終らないと叫んでた本、やっと最終ページまでカウントダウンにこぎつけたところだったのにいいい(涙)。
たぶん部屋の中にあると思うんだけどなあ……物をなくすのはしょっちゅうですが、さすがに読みかけの本が消えるのは初めてだー。
見つかるかな…とほほ。

久々に「トレインスポッティング」のCD聴いてて、以前別のブログに感想上げてたのを思い出した。
ていうか、そのブログが絶賛放置中だったのを思い出した。
思い立ったが吉日で、早速ブログ整理してきたんだけど、昔の感想とか読み返してみるとなんか新鮮ですね。
思ったより痛くないことにホッとすると同時に、欠点もよくわかるという…。
折角なので、「トレイン〜」のは一部修正した感想を流用しときます。

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サントラは殆ど聴かない為サントラの良し悪しがどこにあるのか今ひとつわからない。
が、既成の楽曲を寄せ集めたものとしては、『トレインスポッティング』はかなり上出来の部類に入るのではないだろうか。
映画を観ていない人間(=自分)にもその雰囲気がよく伝わってくるほどに、全体通して世界観がまとまっている。
90年代版“セックス・ドラッグ・ロックンロール”の世界だよね。
かつて60・70年代の頃の破壊欲やエネルギーが社会へと向けられてたのに対し、この『トレインスポッティング』ではすべてのエネルギーは内にこもってくすぶってる感じがする。
どんなに熱くても、その熱もエネルギーもどこか醒めていて、倦怠と諦観を免れていないような、そんな印象かな。

『トレインスポッティング』はドライブミュージックにもうってつけじゃないかと思う。
特に夜のドライブにはよくハマるんですよ、これが。
オレンジ色の道路灯が流れ去る中、“Born Slippy”のいくぶんメロウなイントロを聴くと、なにか現実と非現実のあわいにいるような気分になってくる。
あのちょっとした高揚感がたまらない。
それにしても“Born Slippy”はいいな。何度聴いても飽きない。
メロディアスな出だしの部分がすごく好きなんだけど、無機質な打ち込み音が続く部分も結構好き。
この打ち込みのドラム音に、これまた単調なシンセ音を幾重にも絡ませてくる部分の醒めた高揚感とか、ドラッグでハイな気分になるのってこんな感じなんだろうか、なんて思ってしまう。
そういえば、もともとがクラブ音楽なんだから、夜の空気にハマるのは当然といえば当然なのか。
(2007年8月 記 一部修正)

トレインスポッティング

snow

デスノ映画はまったくもって観る気にならんのですが(すんません)、テーマソングの"snow"はすごく好きです。世界観に合ってると思う。
レッチリファンからは歓迎されてない、どころか大ブーイングだろうけどいいのさ。
この曲聴くと、誰もいない、何もない、ただ雪だけが降り続く、アメリカの荒野が浮んできます。
レッチリらしい武骨な抒情性。こういう抒情性は原作にはなかったなあ……。
いや、あったらあったで困るというか、とてもじゃないけどしんどくて読めなかったろうと思うから、感情面の描写を排したのは正解だったんだよね、たぶん。

ギター1本のイントロと↓のパートが特に好きです(超適当な意訳なので違ってたらすみません)。

In between the cover of another perfect wonder
Where it's so white as snow
Running through the field where all my tracks will be concealed
And there's nowhere to go

誰にも解けない謎に隠されて
それは雪のように白く
走る僕の足跡は消えてゆく
もうどこにも行くところはない


こないだ車運転してた時、ラジオから不意打ちでこの曲が流れてきて、涙で視界がぼやけて困った。
もはや条件反射の域のような。
ところで、レッチリってもう20年以上活動してない?と思ってwiki見たら、なんと1984年デビューだった。すげー。
欧米ってこういうおっさんバンドが元気でいいよね。

最近流行ってるらしい

ブクマサイトを巡っていて発見した面白ゲームサイト。
Akinator

頭の中に誰かを思い浮かべます。実在の人間でも漫画やアニメのキャラでも何でもオッケー。
その人物について、ターバン巻いたオヤジがいろいろ質問してくる(全部で20問)ので、それに答えていくと……
オヤジが意中の人物を当ててくれます。すごい正答率です。
それも、歴史上の有名人や芸能人のみならず、エロゲーのキャラまで当てるってんだから、おそるべし。
これ作った人すげー!

私は、まず現在の萌え対象、デスノの月とKi●Kiのふたりでやってみたんだけど、一番バッター・月へのオヤジの推理は何故か東郷平八郎だった。
「そのキャラは実在しますか?」にうっかりYesと答えたせいだろうか。いいけど。面白かったから。
なんとか3回目くらいに当ててもらえて、無事対面叶いました。画像が出てくるので結構うれしい。
一方のKi●Kiちゃんはというと、実にあっさり当てられてしまいました。やはり架空のキャラの方が難しいみたい。
でさ、この画像(写真)チョイスが神なんですよ。
どう考えてもオタが選んだとしか思えない! こーちゃん、可愛すぎる!

主役は簡単だろうから脇役行ってみようと、あとは『銀魂』の桂とかデスノのマットとかでやってみましたー。
桂、質問が微妙に遠くて、最後の質問も「そのキャラは犯罪者ですか?」だったので出ないかなと思ったら、見事一発で出てきた。感動。
でも、マットはやっぱ難しかったのか、5回くらいトライしてやっと当ててもらえました(笑)。
当てられるまでにBANANA FISHのアッシュとかヘルシングの少佐とか出てきましたよ。
そういや、ちょっと共通点あるかも、アッシュとマット。

それにしても、なんてオタク仕様のゲーム……オヤジが優秀なのでかなり愉しめます。

萌えは続くよどこまでも

萌えの死角 (ニチブンコミックス)


今さん、こういうのに萌えるのかと興味深かった。
好きな作家さんの頭の中って覗いてみたくなるよね。
それで自分と趣味嗜好が合うとわかれば尚うれし。
今回のは、「わー、それ私も好きー!」(萌えはさておき)ってのが多くてすごく愉しかった。
(以下、今さん本にかこつけた萌え語り)

で、冒頭のAM/P『白鳥の湖』。私もこれ観に行ったんだよー! DVDも買ったんだよー! いいよね、A/MP!としょっぱなから興奮してしまった。
この日本公演、白鳥役がA・クーパー、J・パlスター、それから元東京lバレエ団の首l藤さんのトリプル・キャストで、誰が来るかは当日幕が開くまでわからなかったんですよね。
そもそもがクーパーの当たり役(DVDの白鳥もクーパー)だったから、やはりみんな彼の白鳥を観たかったらしく(含・自分)、クーパーに当たるまでは…!とすごいリピート鑑賞率になったんだと思う。

ちなみに私が観た日はパスlターでした。今さん仰るとおり濃かった(ラテン系だから?)。
彼のは本当にしっとりとした白鳥で、そこはかとなく官能的…てか色っぽかったです。
対照的にクーパーの白鳥はすごくダイナミックなんですよね。まさにゲイの憧れるノンケそのものって感じ。
あ、そういえば、王子はゲイって裏設定があったはず…。
とはいえ、特に同性愛がテーマになっているわけではなく、白鳥は王子の願望であり救いであり、生命の象徴と云ってもいい存在として描かれていたように思う。
まあとにかく、月並みな云い方ですが、感動的な舞台でした。ラストは震えが来るくらいすごかった。
チャンスがあればもう一度観たい。

それと、ヌレlエフとジョルlジュ・ドン! てかジョルlジュ・ドンのボレロ!
これ、昔友人が貸してくれたビデオで観たことあるんだけど、ほんっとーーーにすごかった。
バレエ観て感動するとか想像できない、という私の偏狭な先入観をがらりと崩してくれた映像でした。
あれはもうね、生ける芸術だよね。
ボレロ踊ってるドンには神が宿ってるといっても過言でない、みたいな。
これも可能なら生で観てみたかったなあ。

と、いろいろわかったようなことを書いてますが、バレエは全くの門外漢です。
むしろ映画の方がまだ語れるレベルにあるようなないような。
というわけで映画ネタなんですが、これも好きなのいろいろ出てきて興奮したー。
『リトル・ダンサー』とか『司祭』とか『覇王別姫』とか(古いのばっかだな)。
『司祭』はベッドシーンがやたらすごくてガチっぽかった記憶があるんだけど、当時こっちの世界にあまり免疫なかったからそう見えただけかも…。
今観たらぬるく感じるんだろうか…それもイヤだなあ。
『二十歳の微熱』と『愛情萬歳』も観たよ。懐かしいよ。
同じゲイ映画でもヨーロッパとアメリカ、アジアで、それぞれ異なった空気感醸成してるよねえ…こうして並べてみると興味深い。
欧米に較べると、アジアはやっぱウェットだな。このしっとり湿った空気がいいわけだけど。

『ふたりlっ子』でやおいには爆笑してしまいました。
このドラマ好きだったんだよね。唯一観たことある朝ドラ。
銀lじいも森山さんも大好きだったなあ……懐かしすぎるわ。
しかし、これでやおい妄想できるとは思わなかった(笑)。それも銀lじい受!
今さん、腐女子度低いって書いてるけど、充分素質あると思うよ!
日本lホモl協会といえば、"Hold me."の訳し方の件りも最高でした。さすが腐女子の味方、日本lホモl協会。
あと『ハゲlタカ』が出てきたのもうれしかったな。
「もう終わりだね、オレたち」って……(笑)。確かにそう云い換えてもハマりそうなとこがすごい。
いやでも、ホントにあのプールサイドのシーンは近来稀に見る萌えシーンでしたね。

ガチ話とか同人ネタとか結構あっけらかんと描かれてたのも面白かった(ていうか、ちょっとびびった)。
モッlクンネタの「ホモなんじゃないの?」とか、直球ど真ん中(笑)。
しかし、ネットでまことしやかに噂されてるガチ疑惑ってどこまで本当なんですかね。
芸能人は結婚しててもわかんないからなあ…って話があらぬ方向に行きそうなのでこのへんで締めときます。
長っ。

遅ればせながら

あけましておめでとうございます。

毎年のことながら、正月休み、あっという間でしたね…。
私の正月休み、例年以上にダメダメでした(とりあえずバーゲンだけは行ったのでよしとするか、みたいな)。
Ki/n/Kiの剛さんに乗せられて、連休丸々萌えエピソード収集に費やしてしまったという。
十数年前からKi/n/Kiちゃんのゆるーいファンやってるんですけど、数年に一度激萌え周期が来て大変なことになります。
ふたりの関係性がすごい好きなんですよねえ。一筋縄ではいかないとこが萌え。
しかし剛さん、おもろいわー。心のお師匠様と呼ばせてくれ。

萌えネタ収集からの流れで、自分が萌える関係性ってどんなのだろうと考えてたんですが、結局のところ、考えても考えても答の出ない関係性が好きなんだなあと思った。
なんていうか、「このふたりの関係性を述べよ」と云われても、互いの間に確かに愛はあるんだけど、それがどんな愛なのかわからないから答えようがない、という感じの。
答が出ないから萌えて、萌えるから答を見つけようとする、この繰り返しなんだろうな、自分の萌えパターン。
でもって、キャラ単体への萌えは“痛々しさ”に尽きる気がする。
強くて美しくて完璧な人が身を削るように生きている痛々しさ、そして自分は何も気付いていない痛々しさ、ですかね…うまく云えませんが。
……なんか自分の萌えってマゾっぽいかも。

とりあえずそんな感じ(?)で、今年もよろしくお願いします。