腐女子としては見逃せない

トヨタの↓のCM、すごいですねw
http://www.youtube.com/watch?v=zVwJrAr7GkY (トヨタ オーリス)
これっていわゆる“男の娘”ってやつでしょうか?
天下のトヨタ様がこんなCM作るとは……いいぞもっとやれ。

そういえば、今更感ハンパないんですが最近“bromance”なる言葉があるのを知りました〜。
近年の欧米ヒット作品におけるキー要素の一つとかなんとか??
そういやアメリカ映画って、昔から同性愛ネタを隠れたテーマに使うの好きだったよね…『ベン・ハー』とか『明日に向って撃て!』とか。
その点ヨーロッパの方がオープンというか、あからさまな作品多いイメージ。
ターゲットとなる市場の違いでしょうか。

で、ここ数年はまたちょっと違う流れが来てる気がする…。
と思ってたんだけど、これがつまり“ブロマンス”だったわけなんですね。
思い起こせば『ブロークバック・マウンテン』(観てないけど)あたりから始まっていたのかも…。
最近じゃあ、映画『シャーロック・ホームズ』とか、もろそうだよなあ。
(RDjr自身が「主役二人はゲイカップル!」って公言してるのが笑える)
おまけに(?)バットマンの作者までバットマンはゲイとか云っちゃうし…ってどうなんですか、それ。
まあ腐女子にとっちゃ有難いことではあります。
(ていうか腐女子って世界的にマーケティング対象になってんですかね? うーん……)

そして“SHERLOCK”なんですけど、これはもうどこからどう見てもブロマンスですよね!
そもそも原作からして元祖みたいなもんだしな……あれを現代に置き換えて作るとなるとやっぱそうなるよね!みたいな。
私、小学生の時にホームズシリーズと明智小五郎シリーズにはハマったけど、アルセーヌ・ルパンは今ひとつ惹かれなかったんですよね。
でもってホームズとワトソンが別居してる話よりも、同居してる話の方が断然好きだった……話の筋にはまっっったく関係ないというのに。
今にしてみれば、無自覚ながら腐女子アンテナが作動してたとしか思えないわー。
いやあ三つ子の魂百までってやつですね。

話がそれましたが、“SHERLOCK”は、現代に生きるH&Wとしてのふたりが唯一無二の友(?)となってゆく過程を、英国らしくスタイリッシュに21世紀の今という空気感を滲ませながら、ミステリ成分と同等の比重で描いている、そういう作品かなと思います。
その描き方がホモホモしいのもまた現代的で面白いよね!という。
基本的にゲイネタはわりとギャグっぽく入れられてるんだけど、なにしろ英国式ユーモアなのでどこまでネタなのかわからず軽く踊らされてしまう…そういうM心をそそるところも好きですっ。

しかし、シーズン2の第3話(原作の「最後の事件」にあたる話)は切なかったな。
シャーロックからジョン(ワトソン)への最後の電話とか、ジョンがシャーロックのお墓の前でひとり、シャーロックに語りかけるシーンとか、もう辛すぎて見てられないって感じです。
「君に逢うまで、僕は孤独だった」ってジョンの言葉には泣けたわ。最後の「僕のために奇跡を起こしてくれ。死んだままでいないでくれ」ってところも……滲み出る愛情が切ない。
役者さんの演技もすごいんですよね。
較べちゃいけないと思いつつ、今の日本のドラマや映画の惨状を思うと……はああああ。

ジョンのためにもシャーロックには早く復活してほしいところですが、なんでもシーズン3の放映予定は来年10月だとか。
あ、あと1年以上も先……(…)。
それまでは意地でも死ねないわー。SHERLOCKとヤマトを心の支えに生きよう。

そしてこれを機会にブロマンスな海外ドラマ探索の旅に出るべ、と思ったら『トーチウッド』というこれまた英国ドラマに当ったので早速TSUTAYAへ行ってくることにします。わくわく。

Windows7に乗り換えるの記

オリンピックが始まりましたねー。
オリンピック+BSでやってる"SHERLOCK"目当てで久々にテレビ観てます。
シャーロック、面白すぎるー(&ホモホモしすぎるー)!
映画のホームズも観ましたよ。こっちも負けず劣らずホモホモしかったわー。
来週は『ダークナイト ライジング』行きます。楽しみ。

それやこれやはまた語るとして、本題です。

今月4日のことなんですが、帰宅したらパソコンが動かなくなっていました……。
いや厳密にはHDDにはアクセス出来るんだけど、Windowsに入れなくなってしまいました。
なんか、電源入れたらVista起動時のプログレスバーが延々動き続け……そっから先に進めないー!!!
うああああ、明日の映画(ヤマト/笑)の予約番号まだ写してねええええ!!! バスチケットもまだプリントアウトしてないいいい!!!とちょっと絶望しかかってたんですが。

とりあえずPC自体は無事なんだし、中のデータさえ取り出せれば……なんとか! なんとか!!
と、藁にもすがる思いでもう1台のパソコンで症状を検索してみたところ――出るわ出るわ、同じ症状の事例が。
どうもVistaに多い起動トラブルの一つだったようです。

しかし、安心するのはまだ早い、ていうかここからが艱難辛苦の連続だったのであります。
症例報告は大量に出てくるんですが、決定的な解決法が な い !という……。
要するに、OSのクリーンインストールが一番有効ですよ、ってことらしい。
ってそれ解決法じゃない、最終手段やんけ!

当然ながらそれは避けたい…というわけで、解決法に挙げられてたものを片っ端から試してみました。
悪戦苦闘しつつ、かれこれ2,3時間経過。しかし結果は、撃沈につぐ撃沈。
もういい、もうやめた、こうなったら初期化じゃあああ!
しかし、その前にデータを救い出しておかねばなりません。

そして再び検索の旅に…と船出したら、1ページ目であっさりすんばらしいサルベージ方法に遭遇!
あ な た が 神 か !

この方法、具体的には

1.LinuxのubuntuというOSをISOファイルでダウンロードし、DVD-Rに焼く。
2.パソコンをBIOS起動して、CDドライブ優先の起動に設定変更。
3.1のDVD-RをCDドライブに入れてパソコン起動。ubuntuを通してデータを外付けHDDに移動させる。

というものです。
いやホント、こういう体験談を書いてくれる方には感謝してもしきれません。ありがとう、ありがとう。

さあ、これで思い残すこともなし、と初期化完了。
カスタマイズし直したり、フリーソフト入れ直したりする作業も、1度だけならそれなりに愉しいものです。
そう、1度だけなら…。

そうなんです。
この後、我がパソ子ちゃんはまたしてもクソVistaの反抗に遭いましてね。
いやもう一体何回クリーンインストールし直したやら…。
今度は大丈夫かな?とヒヤヒヤしつつシャットダウン→寝る→OS起動せず(…)
この繰り返しですよ。いい加減ブチ切れるわー。
気がついたら、東芝の直販ショップにてWindows7搭載機をポチってましたよ。

そんなわけで今、おニューのマシンから投稿してます。いや軽快軽快。
ところで、これ、4代目になるんですが、

初代機日立Prius(デスクトップ) Windows98 1998年8月購入(現役!)
2代目東芝Dynabook  WindowsXP 2002年12月購入
3代目  〃     WindowsVista 2008年4月購入
4代目  〃     Windows7 2012年7月購入

うーん、平均寿命4年半ってとこですかねえ。やっぱノートは消耗率激しいなあ。
それに較べて初代プリちゃんの長寿っぷりといったら…すでに日立もPC事業撤退してるのにね。
まあオフライン専用ではありますが。
なにしろスペックが、メモリ64MB、HD容量3.xGBとか、そういう世界だし。
化石時代の代物ですか?みたいな。

しかし、故障もせず長生きしてくれるのは有難いっす。
今度の7機も最低4年は保たせたいなー。

風の谷のナウシカ

ワイド版 風の谷のナウシカ7巻セット「トルメキア戦役バージョン」 (アニメージュ・コミックス・ワイド版)

最近、“積読本を減らそうキャンペーン”を大々的に実施中でして……その一環でついに完読しました、ナウシカ。

いやいや、こんな厭世的な話だったのかあああ。
アニメージュに連載してた頃途中まで読んだ記憶はあったんだけど、クシャナのエピソードしか憶えてなかったわ…。
あとは、虫超苦手だけど王蟲(一発変換出来た〜)がだんだん可愛く思えてきたとか、コマ割が適当すぎるとか、わりとどうでもいい記憶のみという。

当時最後まできちんと読んでたらどうだったかなあ…たぶん、今よりは作者に共感出来たかもしれない。
結局のところ、原始共産制を理想とする世界観だよね、ナウシカって。
文明は悪であり、権力を握った人間はすべからく堕落する、みたいな。
今の自分にしてみれば、それは潔癖さから来る悲観主義以外の何物でもないと見えるんだけど、若者には受け入れやすい思想じゃないですかね。

最後のあたりで、「この庭にあるもの(=音楽と詩)以外に、次の世に伝える価値のあるものを人間は造れなかったのだ…」というセリフがあるんだけど、何このいかにも芸術家な厭世観。
テクノロジー全否定かよ!とツッコみつつ、あまりの宮崎駿らしさにある意味感心してみたり。
しかし、正直云って、ここまでイデオロギー全開なのは読んでて辛いです。
戦記モノとして読めばかなり面白いだけにいっそう……。

イデオロギーとかメッセージ性ということで云えば、映画の「ナウシカ」くらいがちょうどよい濃さだったんじゃないかなあ。
物語自体の濃度は漫画版の方が圧倒してるんだけど、いかんせん暗い、暗すぎる。

昔、横尾忠則が「芸術にイデオロギーはいらない」って云ってて、個人的に深く共感したんだけど、今なお真実だと思うわ。
娯楽であれ芸術であれ、人生のスパイスではあっても人生そのものではないんだよね。

物語はさておき、キャラは魅力的な人物が多かったと思う、「ナウシカ」。
クシャナは別格として、クロトワとかナムリスとか、人格者じゃない系のキャラがいい味出してるんですよね。
特にクロトワの人間臭さは面白すぎたよ。
宮崎駿には是非、この手のキャラが大活躍する娯楽作品を作ってもらいたいもんです…(時すでに遅し、かもだけど)。

私のオタク遍歴・アニメ篇

しばらく前に『宇宙戦艦ヤマト2199』を観てきました。
何これ、めっちゃカッコいいんですけど!! ぎゃーぎゃー。
海自が協力してたり、ヤマトにあるまじきリアル志向。ちょっと! すごいぢゃないの!!
全26話を7回に分けて上映するそうで、今年最大のワクテカになりそう…(通うの大変だけど)。

ヤマトついでに自分のオタク歴アニメ版を振り返ってみたら、
ヤマト→ゴッドマーズ→マクロス→アニメ卒業
こんな感じ↑になりました。
なんか見事に同じ系統辿ってますよねー。

キャラ萌えに目覚めたのはゴッドマーズからだなあ……あれってぶっちゃけ腐(ry
そして私の兄弟萌え原点がたぶんここに……。
マクロスはミンメイではなく未沙派でした。
未沙って年上のツンデレキャラとして記憶に残ってたんだけど、今観るとかなりウェットな描かれ方なんですよね。
これが昭和臭というやつか…。
当時の女の子キャラってこんなだったんだなとなんか感慨深かったです。

マクロスの映画(通称「愛おぼ」)、私の地元ではナウシカと同時上映だったんですよねー。
考えてみると贅沢な話。
当時はどっちも同じくらい感動したはずなんだけど、「愛おぼ」は今はかなり微妙な気がする……。

ところで、マクロスって新シリーズでも三角関係路線健在なんですね。
それ聞いたときは、そうだよねー、三角関係のないマクロスなんて…!と妙な感動を覚えたなあ。
なんかこの硬派になりきれない、というか敢えてなろうとしない感じが私的マクロスのイメージ。

しかしこうしてみると、腐萌えしたのってゴッドマーズだけだったんだわ。
マクロスは三角関係萌えだったし、ヤマトは子供過ぎてキャラ萌えもクソもなかったし。
他にもイデオンとかエルガイムとか観てたけど、キャラ萌えはあっても腐萌えはなかったな、そういえば。
私の腐女子歴ってマンガと映画がメインってことなのか、そうか。

ドラゴン・タトゥーの女

ドラゴン・タトゥーの女

なんか映画観に行きたいな〜と思ってたところ、これが評判良さげだったので行って来ました。
しかし、一人でレイトで観たのは失敗だったかもしれない……帰り道怖かったよーん。
ていうか監督のデイヴィッド・フィンチャーって『セブン』の人だったんですね!
うわあああああ、それ知ってたら観に行かなかったのにぃぃぃ。
作品自体はすごく面白かったんですよ、面白かったんだけど、しかし、『セブン』同様に猟奇趣味が勝ち過ぎてるんだよなあ…。

ストーリーは、ものすごくざっくり云うと、スウェーデンを舞台にした「犬神家の一族」+切り裂きジャック÷2に現代的なサイバー要素をまぶし、オマケに財界汚職とかマネロンとかの話もついてくる――というものです。
いろいろテンコ盛りというかぎゅうぎゅう詰め込んであります。
かといって散漫に陥ることなく、ギュギュッと濃縮された物語がテンポよく進んでいきます。
さすがフィンチャー。

主役は雑誌「ミレニアム」編集者・ミカエル(ダニエル・クレイグ)と、その助手・リスベット(ルーニー・マーラ)なんですが、このリスベットがすごーく魅力的!
(しかし、そのぶんダニエル・クレイグが空気になってる件)
少年みたいな華奢な体型で、顔立ちもアメリカ人らしからぬ(失礼)繊細さで、ちょっと翳があるんです。
もろ日本人好みだと思う。
あ、アメリカ人というか作品上はスウェーデン人ですが。
そういえば、スウェーデン舞台の話で登場人物もみんなスウェーデン人なのに会話は全部英語って…!と結構違和感あったんだけど、アメリカはジャイアンだからね、仕方ないよね。

と話が逸れましたが、個人的にこの映画の半分いや8割はリスベットで出来ていますと云ってもいいくらいよかったです、ルーニー・マーラ。
あとの2割は冒頭のタイトルバックかな。
なんというか、Coooooooool!!!って感じで超カッコよかったです(ちょっとグロいけど)。
予告篇にもタイトルバックと同じ曲が使われてるんだけど、これもすごくクールなイメージ。
http://www.youtube.com/watch?v=WVLvMg62RPA
ツェッペリンの「移民の歌」という曲のカバーだそうで……こういう昔の名曲をブラッシュアップして使うのってセンス試されそうだわ。

あああ、予告篇観たらまたドキドキしてきた…。
この、雪に閉ざされた田舎町の閉塞感が半端ないんですよ。
そういえば晴天の日がなかったような……北欧の冬ってこんななのかしらんと思ってしまった。
(以下ネタバレ含むので隠します)