不完全燃焼

「妖精の脚」ってどういう発想、つよっさん……。
心の剛さん語録に1個追加しときました。今年はしょっぱなから飛ばしてるなー。

時限爆弾内蔵式(時間が経つと突然砂嵐になる)テレビを物置に追いやってからというもの、ネットだけが情報源の生活を送ってます。
たまに観るとCMが新鮮だったり、芸能人の栄枯盛衰を感じたりと、まるで海外帰りのような気分が味わえます。
そんなテレビとのお付き合いですが、今日(15日)は珍しくも2番組観ました。

Nスペ「法隆寺再建の謎」、おーもーしーろーそー! 処天好きの血が騒ぐこのタイトル。
しかし、期待が大きすぎたのか、内容がないようってほどでもないけどなんか微妙に薄味だった気がする。
結局、金堂を別の土地に建てたのは、仏教信仰へのモチベーションを高めるためだったってこと?
でも、その後の敷地を移して法隆寺再建のいきさつがよくわかんなかった…ていうか、省かれてたのが残念だった。
一番知りたいところがすっ飛ばかされてた、みたいな。
まあ、なんというか、全体的に当たり障りのない内容でした。やっぱテレビだといろいろ限界があるのかな。

法隆寺の謎というと、処天好きなら思い出すのが『隠された十字架』ですよね。
これを読んで以来、法隆寺は鎮魂の寺というイメージが貼り付いて取れなくなってしまった。
その方がドラマチックだしね…なまじ漫画から入ったもんだから、お寺にもドラマ性を求めてしまう。法隆寺にはいい迷惑かも。
それにしても、梅原猛の学説って、今はどういう位置付けなんだろう?
個人的にはこういう人間臭い論考もあっていいと思うんだけどな。やはり異端なんだろうか。
梅原考古学といえば、『水底の歌』も面白かった。これも怨念ベースだっけ。
懐かしいなあ…なんか処天ともども読み返したくなってしまった。