終りなき夜に生れつく

終りなき夜に生れつく


タイトル買いした1冊(記事参照)。
面白くてあっという間に読んだ。なんかもう寝る間も惜しんでって感じで。
が、しかし。
すごく面白くはあったんだけど、最後のどんでん返しが反則技に近い力技だったために微妙にすっきりしない読後感となってしまった。
心境としては、全力で信頼してたのにあっさり裏切られてしまって、呆然とするやらいっそ清々しいやら…という感じ。
ただ、ミステリではなく悲恋物として読む分には、このどんでん返しも気にならない、というかむしろ効果的だろうと思う。
面白さの内訳はミステリ成分2に対して、切なさ成分8、といったところか。
以下、完全ネタバレになるので折り畳んでおきます。